酒まつりの歴代実行委員長

酒まつりの趣意書、今年度実行委員長、歴代実行委員長をご紹介します。

2025酒まつり趣意書

「酒まつり」を関係人口が増やせる持続可能なまちづくりイベントに

近年の観光は、各人各様のニーズを満たすもの、その地域独特のメニューを楽しむものに変わってきています。昔ながらの物見遊山ができない「いわゆる観光地ではない地域」での観光の役割、集客してリピーターを増やし定住に結びつけるという形は終わってしまったようです。復活したインバウンドの波、地方にいても被る世界情勢の激変、不安定な経済など諸事情によって先が読めない未来への不透明感は私たちを迷わせます。

 

ただ、どんな状況下であれ、この地域に息づく私たちは持続可能な観光像を創り上げて地域を活性化し続ける必要があります。それは、観光がメインでないだけに、モノだけではない人と人のつながりや絆によって活路を見出すことで、転出超過が深刻な広島県だからこそ、この一事をもって県の衰退と断じることなく魅力ある地域づくりが今からでも間に合う道を探りたいと思います。

 

広島県の人口流出対策の一つに「地域の目線から若者の広島への定着・回帰を応援するプロジェクトを県内各地に芽吹かせたい」というのがあります。これを、県下各地、その地域ごとにポジティブな地域イメージを向上させる取り組みのことと捉えると、すそ野の広い観光こそが地域のあらゆる資源を巻き込んで進むべきデザインを描く有効な手立てであり、まずは既存の観光資源を底上げするのが近道と気づきます。

 

コロナ禍後の社会構造の変化を踏まえても、地域の稼ぐ力に着目すると催事における東広島市の集客一番手で、ポジティブな地域イメージを向上させる仕掛けといえば「酒まつり」というのは言(げん)を俟(ま)たないところです。これまで以上に東広島市が描くグランドデザイン(第五次東広島市総合計画後期基本計画〈2025-2030〉)に沿って「地域資源を活かした観光の振興」を推進する必要があります。この推進には、「酒まつり」を地域の力強い支援で関係人口を増やすことのできる持続可能なまちづくりイベントにしていくのは言うまでもありません。

 

本年の「酒まつり」は10月11日、12日に開催します。「酒都」であること、あり続けること、日本酒をご縁とした醸造文化によって人と人をつなぐ祭りを存分にお楽しみいただき、今後も変わらないにご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

令和7年5月吉日
公益社団法人 東広島市観光協会
会 長  杉本 昇

2025酒まつり実行委員長

常光 徹の顔写真
2025酒まつり実行委員長 常光 徹
今年のテーマカラー

~musubu~

地域を結ぶ
地元の酒蔵、食材、伝統文化に触れることで、地域の魅力を再発見。訪れる人々が心を通わせ、新たなつながりを生む場を創り出します。

人と人を結ぶ
お酒を囲めば、年齢も国籍も超えて笑顔が広がる。出会いが絆となり、心がつながる瞬間を、この祭りで。

酒の魅力を深め、広げる
酒造りの技と文化に触れ、味わうことで、お酒の奥深さを知る。五感で楽しみ、酒の新たな魅力と出会う場に。

過去・現在・未来を結ぶ
お酒を愛する想いを次世代へと受け継ぎ、伝統と新たな挑戦が交わる場所に。地域の誇りを未来へつなぐ架け橋となる。

酒まつりには、人と人を結び、心の距離を縮める力がある。
先人たちが築いてきた想いを紡ぎながら、時代とともに進化し、新たな形へ。
人の輪、想いの輪を繋げ、さらに大きな輪へ。そこから生まれる新たな挑戦が、未来を拓く。

35周年の節目に—。
50周年を迎えた東広島の地で、人と人の想いをつなぎ、心を結ぶ酒まつりを。
地域に愛され、未来へと続く、持続可能な酒まつりを皆で創り上げていきましょう。

2025酒まつり実行委員長 常光 徹

歴代の実行委員長

  • 2024年

    杉原 里志の顔写真
    2024 酒まつり実行委員長 杉原 里志
    テーマ

    H₂O

    カラー
    ブラック
    来場者数
    23万人
    トピックス
    東広島市市制50周年を記念した事業の実施
    事業報告書
    PDFはこちら
  • 2023年

    宮迫 真芳の顔写真
    2023 酒まつり実行委員長 宮迫 真芳
    テーマ

    つぐ 〜 “酒と世界とふるさと”と 〜

    カラー
    グリーン
    来場者数
    20万人
    トピックス
    4年振りの通常開催
    事業報告書
    PDFはこちら
  • 2022年

    原田 明の顔写真
    2022 酒まつり実行委員長 原田 明
    テーマ

    つなぐ ~3つのShinを胸に~

    カラー
    水色
    来場者数
    14万人
    トピックス
    オンラインとリアル開催のハイブリッド開催
    事業報告書
    PDFはこちら
  • 2021年

    名井 崇真の顔写真
    2021 酒まつり実行委員長 名井 崇真
    テーマ

    想 ~おもい 酒まつりの新たな形を目指して~

    カラー
    トピックス
    初の10月の月間酒まつり開催
    酒まつり蔵ファン ~フィナーレ東広島市9町同時打ち上げ花火~
    事業報告書
    PDFはこちら
  • 2020年

    徳森 和芳の顔写真
    2020 酒まつり実行委員長 徳森 和芳
    テーマ

    乾杯30th Anniversary ~ 笑顔で繋ながる 新しい未来へ ~

    カラー
    オンラインのため、なし
    トピックス
    酒まつり30周年を迎える
    新型コロナウィルスの影響にて初の【オンライン酒まつり】の開催となる
    事業報告書
    PDFはこちら