酒まつりの歴代実行委員長

酒まつりの趣意書、今年度実行委員長、歴代実行委員長をご紹介します。

2024年度 酒まつり趣意書

きっかけは、酒まつり ~「いわゆる観光地」から「人が繋がる観光地」へ ~

コロナ禍の後、観光はどのように再定義されるのでしょうか。様々な見方はあるでしょうが、かつてのように人を1カ所に集める「仕掛け」ではなく、地域の環境と相まって「その地域を創り上げる存在」と捉えるのはどうでしょう。それは、観光を孤立したものと考えず、地域のあらゆる資源を巻き込んで進むべきデザインを描くことに他なりません。

 

観光の守備範囲とこれまで言われていた名所や旧跡だけでなく、昔ながらの物見遊山ではない、各人各様のニーズを満たすその地域独特のメニューをいかに早く打ち出すかが問われています。言い換えれば、放置されてきた日常を再定義して新たな価値を持たせていく、あるいは他には無い何かをより求心力のあるものに磨き上げることがこれからの観光の役割になると思われます。

 

振り返れば、2003年に国を挙げて観光立国が始まりました。大量インバウンド(訪日外国人旅行者)流入時代の幕開け、観光の役割が見直される端緒となりました。集客は順調に伸び、2019年には3,188万人とピークを迎え、コロナ禍で3年間は激減したものの2023年には2,500万人と回復しました。

 

このインバウンドの波は、「いわゆる観光地」ではない地域にも新たなアイデアを求めてきました。激しい変化、先が読めない、過去の成功体験がほとんど通用しない時代が、観光がメインでない市町に求めているのは、モノだけではない人と人のつながりや絆になってきたようです。コロナ禍はあらゆる場面で数多の変化をもたらし、新たな観光像を創り上げる絶好の機会を与えてくれたのです。

 

「いわゆる観光地」ではない地域にとって、最も重要な課題の一つは、地域住民が主役になり、地域住民が誇りを持つことのできる地域資源を持続可能な形で訪問者(観光者)に提供することです。35年前からその答えの一つ「酒まつり」は、地域住民と訪問者がともに感動や幸せを共有できるような「新しい観光」の創造のきっかけとして続いています。

 

「日本酒」と「市制50周年」を十分に意識した35回目を迎える「酒まつり」は、10月12日、13日に開催します。これからも「酒都」の「その地域を創り上げる存在」としての祭りであり続けます。東広島地域の財産「酒まつり」を存分にお楽しみいただき、日本酒をご縁としてそれぞれにいい関係を築き、今後も変わらないにご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

令和6年4月吉日
主催者 公益社団法人東広島市観光協会
会長  蔵田 憲

2024年度 実行委員長

杉原 里志の顔写真
2024酒まつり実行委員長 杉原 里志
今年のテーマカラー
ブラック

H₂O

Higashi
Hiroshimaを
Omoshiroku

義務感で、始めたわけではない。
責任感で、続けてきたわけではない。
伝統だから、続いたわけでもない。

私たちの想いをつなぎ、
今や、街のありかたまでをも
変えてきた、酒まつり。

その原動力は、運営するひとたちが
こだわってきた「おもしろい」という感情。

だからこそ「おもしろい」をつなぎ

さらなる「おもしろい」を生み出すのが、
私たちの役割です。
おもしろいから、没頭する。


おもしろいから、こだわりを磨きあげる。


その熱量が、周囲のひとびとを魅了する。

私たちはそんな
酒まつりの「おもしろい」が
生み出す力を強く信じています。

35回目となる酒まつりの節目に
記念すべき50周年を迎えるこの東広島市で
もっともっと、「おもしろい」を、
一緒に生み出していきましょう。

2024酒まつり実行委員長 杉原 里志

歴代の実行委員長

  • 2023年度

    宮迫 真芳の顔写真
    2023 酒まつり実行委員長 宮迫 真芳
    テーマ

    つぐ 〜 “酒と世界とふるさと”と 〜

    カラー
    グリーン
    来場者数
    20万人
    トピックス
    4年振りの通常開催
    事業報告書
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  • 2022年度

    原田 明の顔写真
    2022 酒まつり実行委員長 原田 明
    テーマ

    つなぐ ~3つのShinを胸に~

    カラー
    水色
    来場者数
    14万人
    トピックス
    オンラインとリアル開催のハイブリッド開催
    事業報告書
    PDFはこちら
  • 2021年度

    名井 崇真の顔写真
    2021 酒まつり実行委員長 名井 崇真
    テーマ

    想 ~おもい 酒まつりの新たな形を目指して~

    カラー
    トピックス
    初の10月の月間酒まつり開催
    酒まつり蔵ファン ~フィナーレ東広島市9町同時打ち上げ花火~
    事業報告書
    PDFはこちら
  • 2020年度

    徳森 和芳の顔写真
    2020 酒まつり実行委員長 徳森 和芳
    テーマ

    乾杯30th Anniversary ~ 笑顔で繋ながる 新しい未来へ ~

    カラー
    オンラインのため、なし
    トピックス
    酒まつり30周年を迎える
    新型コロナウィルスの影響にて初の【オンライン酒まつり】の開催となる
    事業報告書
    PDFはこちら
  • 2019年度

    牧尾 和志の顔写真
    2019 酒まつり実行委員長 牧尾 和志
    テーマ

    La chic (らしく)

    カラー
    灰色
    来場者数
    23万人
    トピックス
    台風の影響にて初日のJR列車が運休になる
    事業報告書
    PDFはこちら