酒まつりについて

酒まつりの概要

1990(平成2)年以降、市民の祭りとして毎年、JR西条駅南側一帯で開催している酒まつり。お酒に係る様々な文化的な取り組みも行い老若男女、お酒を飲む人も飲まない人も楽しめる祭りとして、酒都の名を冠する当地の地域文化醸成と地域活性化の一翼を担っている。
「酒まつり」を代表する「酒ひろば」は、1992(平成4)年のスタート。第1回目は629銘柄だった。
1000銘柄を超えたのは2013(平成24)年。以後4年連続で1000銘柄を達成し、「2015酒まつり」では過去最高の1025銘柄を数えた。その収益で全体を支えている。

酒まつりの成り立ち

「酒まつり」は、1979(昭和54)年開始の「みんなのまつり」と西条酒造協会が1972(昭和47)年頃から行っていた「西条酒まつり」が一体となったもの。
「みんなの祭り」の市民融和とコミュニティー意識啓発という目的に加え、お酒をシンボルにした楽しいお祭りがあることを全国に発信し、交流人口を増やすことで観光振興の一翼を担っている。
前提は、市民の賛同、支援。行政や市内各種団体から実行委員を迎え、社会人・大学生・中高生等のボランティア多数の支援をいただいている。

まつりを支えるスタッフは企業、団体、個人のボランティア

酒まつり主管の実行委員会は、行政、企業、市民団体の人が労力を出し合って運営する組織。地域の景観や歴史、伝統、文化、自然、産業などに配慮して来訪者との交流から「地域のにぎわい」を創出。毎年新たに結成。
コアメンバー(当年度・次年度の正副実行委員長ら)は酒まつり終了後、翌年2月から次回の準備を始める。
損得の無い関係が絆になり、その絆が地域興しを進め、豊かで住みよい郷土づくりに貢献。人と人の繋がりも継承できる。この熱い思いを酒まつりの重要な精神の一つである「おもてなしの心」とし、各々が自覚をもって連携しながらそれぞれ役割を果たしている。

酒まつり「人・水・米」構想

未来の酒まつりに向けて、これまでの酒まつりを反省・検証し、新たな酒まつりへの構想です。
従来の酒まつりは「酒」をメインテーマに掲げ、結果として全国にも類を見ない個性的なまつりとして知られるようになりました。ここに、新たに「人・水・米」の三つの要素を加え、酒に主軸を置きつつ、まつりに広がりを持たせていきたいと思います。これによって、今までの内容を継承しつつ、より多彩な内容を盛り込むことが可能となります。
また、酒まつりの規模は近年拡大傾向にあり、今一度、酒まつりの会場全体を見直し、それぞれの会場の位置づけを整理していきます。その時に、より魅力のある会場づくりのため「人・水・米」の3要素をもとにさらなる発展を遂げたいと思っています。