2017 10 7 8
MENU

PROSPECTUS 2017 酒まつり趣意書

2017 酒まつり趣意書

《酒まつり》は、東広島市が誕生した昭和49年から5年を経て地域の活性化と融和を願って開かれていた「みんなの祭り」をベースに、平成2年に東広島祭委員会が「お酒」をシンボル化させたお祭り《酒まつり》へと発展させました。以来、さらなる地域活性化を目指して年々その内容を充実させながら回数を重ね、本年で28回を数えます。

酒の都「酒都」の名を冠する東広島市は、江戸期には宿場町〈西条四日市〉として栄え、明治後半からは銘醸地として発展を遂げました。市制発足後は、市民一人ひとりが東広島市に住むことを誇りにし、真に豊かさを実感できるまちづくりを推進しおり、市はその一環として今年度から「日本酒のまち」東広島の認知度向上を図り、観光客誘致による交流人口の増加や地元事業者の活性化を目指して観光総合戦略策定作業に着手し、西条酒蔵地区などの日本遺産認定に向けたプロモーションも始めています。

さて、東広島市観光協会が《酒まつり》の主催者となったのは平成9年からです。今日まで長く続けて来られましたのは、市民の温かいご理解と併せて東広島市をはじめ東広島商工会議所、西条酒造協会、(一社)東広島青年会議所など、行政諸機関、各種団体、個人ボランティアなど各層各人のご支援の賜物であり、ここに改めて感謝申し上げる次第でございます。

言うまでもなく、《酒まつり》は銘醸のふるさと東広島にふさわしい「お酒」がシンボルの祭りです。しかも、この祭りはただお酒を嗜むだけのものではありません。お酒に係る地域独自の文化を醸成し、同時に地域をより活性化させることを目的とした日本の酒文化を代表する全国規模の祭りと自負しております。2014年に行った経済波及効果調査では「広島県下で約32億6千万円」の数字が出ており、地域への経済的貢献においても年々その重要性が増していることも申し添えさせていただきます。

これからも《酒まつり》は、大人も子どもも、お酒を飲む人も飲まない人も、縁(えにし)を得て集う全ての人たちが楽しめる酒都の名を冠する東広島市の祭りであり続けます。どうか、《酒まつり》を「地域の財産」と認識していただき、10月7日、8日に東広島市に出現する「出会いと交流の場と空間」を楽しんでください。そして、今後とも変わらぬご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

平成29年4月吉日

主 催 者
公益社団法人東広島市観光協会
会  長  蔵田 憲