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 昭和49年に誕生した東広島市は、都市活性化と地域の融和を願って昭和50年代から「みんなの祭り」に取り組んでまいりました。平成2年に東広島祭委員会がこの祭りをベースに、「お酒」をシンボル化させた《酒まつり》へと発展させました。以来一層の地域活性化を目指して年々その内容を充実させながら回数を重ね、今年で26回目となります。

 東広島市は、国史跡三ツ城古墳に見られるように5世紀には安芸の国の大豪族が基盤を築き、国史跡の鏡山城などからも分かるように地域の中枢でありました。江戸時代には〈西条四日市〉という宿場町として栄え、明治時代後半からは銘醸地として発展を遂げ、酒の都「酒都」としてその名は全国に知られています。

 豊かな地域文化資源を背景に生まれた《酒まつり》のさらなる発展のため、平成9年からは東広島市観光協会が主催者となりました。市民の温かいご理解をいただき、東広島市をはじめ東広島商工会議所、西条酒造協会、(一社)東広島青年会議所など、行政諸機関、各種団体、個人ボランティアなど各層各人のご支援を仰ぎながら今日に至っております。

 銘醸地にふさわしいお酒をシンボルとした《酒まつり》は、今やお酒に係る地域独自の文化を醸成し、同時に地域をより活性化させるユニークな祭りとして内外にその存在感が高まっております。昨年初めて行った経済波及効果調査においても、広島県下で約32億6千万円という数字が出ており、大人も子どもも、お酒を飲む人も飲まない人も楽しめる祭りとして、酒都の名を冠する東広島市の地域文化醸成と地域活性化の一翼を担っていると自負しております。

 この《酒まつり》が、今後とも地域の発展、まちのにぎわいづくりに寄与、貢献できる「地域の財産」だと改めてご認識していただき、《酒まつり》を縁(えにし)として集う全ての人たちの「出会いと交流の場と空間」をさらにグレードアップし、誰にも楽しんでいただくという“もてなしの心”を大切にするという趣旨をご理解くださいまして、今後とも変わらぬご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

平成27年4月吉日

公益社団法人東広島市観光協会
会  長 蔵田 憲